2006年09月01日

ブログ再開!!!でもお引っ越し先で・・・

 忙しい8月を終えて,ようやくブログを再開する事ができそうです。そこで,またまたブログの引っ越しを致しまして,装い新たに新天地でがんばります。移転先はこちらです。
http://shasetsu.blog48.fc2.com/

 相変わらず時事ネタで,しかも人が書いたもの(社説)を題材にします。のびのびやりますので,よろしければまたおつきあいください。
posted by 時をかける僧侶 at 16:11| 兵庫 ☀| Comment(45) | TrackBack(9) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月11日

軽ーくパソコンの話

 まじめなことばっかり書いていると悲観的になってきて精神衛生上よろしくないので,ちょっと軽い話を書いておこう。

 メインで使っているパソコン,AppleのPowerBookG4(PowerPC最後のモデル)の調子がよくありません。といっても「部分的に」というだけの話であって,通常の使い方なら全く不都合は出ていませんが。実はCD・DVDから起動しようとしたときにフリーズするのです。内蔵ドライブの異常です。

 そもそも内蔵ドライブから起動しようと思ったきっかけはハードディスクの定期メンテナンスを実行しようとしたことです。あらゆる情報収集の結果,これまでにかなりのお宝情報が僕のパソコンに入っているわけで,これがパソコントラブルなどで消えたり壊れたりすることは避けたいので,定期的にメンテナンスをするように心がけています。また,どうせメンテナンスするのなら中途半端にするのではなくすっきりしたいので,OSの再インストールもやっちゃう予定でした。で,起動OSが入っているハードディスクをメンテナンスするときは別のシステムボリュームから起動しないといけないので,内蔵ドライブから立ち上げようとしたらフリーズしちゃったわけです。前回はできたのに。

 ディスクの軽いメンテナンスであれば,内蔵ドライブを使うまでもなく,実はMacOSXはUNIXベースだという特性(?)を利用して,シングルユーザーモードで起動してCUIのコマンドライン「fsck -fy」を実行すればできます。実際にこれをやったら特に異常は見当たりませんでした。でもディープなディスク管理の観点から言えば物足りないので,専用ツールの入ったCDから起動してメンテナンスしたかったのです。

 ま,別に内蔵ドライブから起動できなくても,親父に譲ったiBookG4をちょいと拝借して,PowerBookをFireWireでつないでターゲットディスクモードで起動してやれば別ボリュームとして認識してくれるので慌てる事はないのですが,でもまあOSの再インストールなどが必要になったときに内蔵ドライブからできないのはちょっと面倒なんですね。かといって普段の使用なら全く問題がないマシンを修理に出すのも気が引けるし・・・。うーん。再インストールどうしようか。

 ま,データだけきっちり週1回の定期バックアップを励行して,OSまではいいかな。それから,修理に出すとしたら夏の仏教大学のスクーリングで京都のお寺(大本山)に宿泊するタイミングが最適ですかね。10日ほどはどっちみちパソコンはおろかテレビも新聞もない世界に行くわけだし。ということでしばらく我慢して使いますか。

 ・・・案の定しょうもないエントリになっちゃいました。ま,来週からまたがんばります!
 
(雑記)
 Windows機としてちょっぴり期待していた「FlyBook」の全貌がいよいよ今週末に明らかになるようです。偶然HPに行ったら,広告FLASHが流れていました。
リンク

 実は僕ももう一つのブログでもこの発表を心待ちにしていました。
該当エントリ

 この時点から約半年が経っているわけですね。新しいもの好きの僕の性格は変わっていませんので,おそらく実物を触るために電気屋さんに行くことはあるでしょうけど,買うまでの気持ちが起こるかどうか。PHSのW-ZERO3を手に入れてしまった現在は特に小型モバイル機器には不自由していませんので(っていうかW-ZERO3便利すぎ)インスピレーションが働かない限りはスルーしてしまいそうです。Intel Macの発表もあったわけですしね。あのデザインには魅かれますけどWindows機だけの機能として買わなきゃいけない理由はなさそう・・・。
posted by 時をかける僧侶 at 22:23| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月28日

更新パス

 今日は若手坊主の会合に参加して更新する時間がありませんでした。次回がんばりま〜す。
posted by 時をかける僧侶 at 00:00| 兵庫 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月06日

気がつけば我が能力も衰えり 油断大敵前進あるのみ

 仏教大学のレポート・試験が終了して,あとはスクーリングを残すのみとなって早2ヶ月が過ぎました。この2ヶ月は実に反省点が多いですね。こうなっちゃあいかんと常々思っていながら,結果的にそうなってしまった2ヶ月でした。具体的には,次なる目標に向けた取組みができず,目先の利益ばかり追っかけてしまったというもの。

 本を読む機会は多くなったので普段よりも中身の濃い読書生活は送れましたが,血となり肉となるような深い知識を得るような読書というよりも,小説や時事問題を扱った新書の類いなどが多かったので,それほど自分自身がレベルアップしたとは思えません。また,ちょこっと空き時間ができたので為替の短期相場の動向を分析したりしたのですが,儲かった儲からなかったという結果はどうあれ(人生に対して)あまり有用とは思えない時間を使っていたことに気付きました。うーん,2ヶ月経って反省してようやくわかるというのは実に情けない。常々自己反省の重要性を説いておきながら自分もできていなかったというのは恥ずかしいことこの上ありません。

 で,これからは今まで以上に自己研鑽に取組み,長期的な目標をたててじっくりとステップアップしていこうと思います。そこで,重点的にやっていきたいと感じているのは英語の勉強。

 本業で言えば,坊主には英語の知識なんてまず必要ありません。勉強のためお経の原著を読むって言っても,中国語かサンスクリット語を学ぶべきであって英語はいりません。じゃあどうして?

 銀行を退職してから2年ちょっとになりますが,英語を使わない生活に慣れてしまったせいか,あまりにも英語が読めなくなっている自分に気付いてしまったからです。本気でびっくりしました。なんでこんな単語が思い出せないのよって。今までできていたことができなくなっていた,という体験をまさかこの歳でするとは思っていなかったので,こりゃあやばいなあと感じた次第です。それから,彼女がもうすぐ途上国支援のために海外に行ってしまうという身辺事情もあって,僕も国際感覚を磨いておいた方がいいなあと思ったことも一因になっています。なので,本業では使わなくても,趣味というか人生の肉付けの部分で必要不可欠な英語の素養をブラッシュアップしようと決意しました。

 さて,英語の勉強といっても本屋に行ったら,それこそ何百冊もの本が出ていてゲンナリします。なんだか子供騙しというか,英会話できれば英語が分かったかのような本とか,例文を覚えろみたいな受験生活を思い出すような面白みの薄い本だらけで,僕が身に付けたいと思う水準の本がやけに少ないということがわかりました。うーん,やっぱり基本からきちんとやろう。

 ということで,昔読んでいた薬袋善郎氏の本をベースに復習をきっちりして,実践練習として以下の教材を使う事にしました。
 血肉となる英語の基本をしっかりと身につけて,これらの時事ニューズの読解に挑戦します。ま,あんまり焦りすぎず急がずにじっくりとやっていくつもりです。急ぎすぎると長続きしませんからねえ。コツコツやるのが性に合っているので,できるだけ毎日英語に触れていけるようにがんばろうと思います。
posted by 時をかける僧侶 at 23:25| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月20日

今日はしこたま飲んだので更新はパス

今日はしこたま飲んだので更新はパスします。次は土曜日に。
posted by 時をかける僧侶 at 22:12| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月06日

MacでもWinが動くソフトかな アップル自前で作ってるとは

 小池百合子大臣重病説を裏付ける病名をスクープした『週刊新潮』が出ました。って言っても小泉チルドレンには全く興味がないのでスルー。というわけで,今日は軽いけどグッとくるニューズを持ってきました。次の記事をご覧ください。

【アップル、Boot Campを発表】IntelベースのMacでWindows XPの利用を可能にするパブリックベータソフトウェア(Apr/05/06 ) 

 サブタイトルをご覧になればわかるとおり,Intel Mac(今年登場したインテルCPUを搭載したMacintosh機)でWindowsXPが動くソフトがAppleから提供されたらしい。ま,ベータ版なので保証はしないけどねっていういつもの但し書きはありますが,これってキラーもキラー。僕は間違いなく,次期MacOSX Leopardが出る頃(いつや?)にはIntel Macを注文しているでしょう。どうです?グッときたでしょう?

 思えば,MacOS上でWindowsを動かそうというエミュレーションソフトが過去にいくつかあり,僕は「VirtualPC」というのをしょっちゅう利用していました。銀行員時代は嫌でも会社でWindows機(IBMのThinkPadシリーズ)を使わざるをえませんでしたので,家のiMacG4(当時)に載せた「VirtualPC」を動かしてMicro$oftのExcelで稟議書を書いて,次の日にUSBフラッシュメモリに入れて持っていくというようなことをしょっちゅうやってました。情報流出リスクはもちろんありましたけど,当時みんなやってたし,時効だから許してね。

 その「VirtualPC」ですが何回もアップデートを繰り返して,速度もまずまずっていうぐらいまでの水準には到達していましたが,突如,ソフト制作会社(名前忘れた)を,なんとMicro$oftが買収してしまい,Micro$oft嫌いの僕は当時ぼう然としてしまった記憶があります。それ以来「VirtualPC」は使っていません。いいソフトだったんだけどなあ。

 でもWordはともかくExcelがなければ仕事にならないので,泣く泣くMac用のExcelを買ってきてインストールして使ってました。互換性は現在でこそ十分なものですが(マクロは動かないものが多い)当時は文字化けしたりレイアウトが崩れたりと散々。しばらくしてOpenOfficeを組み込んで(Macネイティブ版じゃなくてUNIX向けパッケージね)使ったりしてましたが,不便きわまりありませんでした。それでもWindows機は意地でも買いませんでしたけど。

 Intel Macが出ると決まったときにはすでにMacOS上でWindowsを走らせる計画があちこちで始まってましたし,今月号の『MacFan』でも完動したという報告がありましたので,別にAppleががんばらなくても実現したことなのかもしれません。でも,時代は変わったんですねえ。まさかApple自身がWindowsXPが動くソフトを作っていたとは!こりゃあAppleも本気やで。Windowsのシェアをちょっとでも崩すためのキラーソフトになるでしょう。いつでるかもわからないWindows Vistaなんて放っておいて,Mac派はますます元気付いてきました。

 心配するとしたら,日本での動き。Windowsは日本ではちょうどWinnyや情報流出やと騒がしいように,ひょっとしたらMacにスイッチした人が「Boot Camp」を使ってWinnyを走らせて,キンタマウィルスに罹患してしまったら・・・。今から心配するほどのことでもないか。

 ちなみに,このニューズはマーケットでもかなり好意的に迎えられたようです。

(Apr/06/06 NIKKEI NETより引用開始)
【米アップル,株価10%上昇・「ウィンドウズ対応」好感】
 米アップルコンピュータは5日,自社のパソコン「マック」でマイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」を利用可能にすると発表,株価は前日比9.9%高の67.21ドルに上昇して引けた。市場では,9割以上のシェアを持つウィンドウズ搭載パソコンからシェアを奪う機会になるとの見方が台頭した。
 証券アナリストやハイテク専門家の間では,ウィンドウズ対応ソフトも使える安心感が生まれ,マックの販売増につながるとの見方が大勢を占めた。「マックのデザインや操作のしやすさに顧客の目が向き,パソコン最大手デルやヒューレット・パッカード(HP)にとって脅威になる」(フォレスター・リサーチ)との指摘も出ている。
 マイクロソフトは同日,「アップルの顧客がウィンドウズ利用を望み,アップルがその要求にこたえるのは喜ばしい」とのコメントを出した。世界のパソコン市場でのアップルのシェアは2005年で2%強。
(引用終了)
 2%のシェアが4%になるだけでシェア倍増!っすからねえ(ちょっと自虐的な嫌味)。

(参考)
【Intel MacがWindows XPにネイティブ対応--アップルの動きに好評価】(Apr/06/06 CNET Japan)

【アップルの「Boot Camp」、Macユーザーからも賞賛の声】(Apr/06/06 CNET Japan)

【もうみんなMacを買えばいいと思う――Apple純正「Boot Camp」をさっそく試した】(Apr/06/06 ITmedia)
posted by 時をかける僧侶 at 22:46| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月11日

明日試験のため更新お休みします

 金曜土曜に金沢に旅行に行ってました。明日試験だというのに(^^;
 さすがに勉強せんとやばいので更新お休みします。
posted by 時をかける僧侶 at 22:02| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月05日

タイムイズマネーは本当時間こそ お金を出して「買う」べきものだね

 今日はおじいちゃん(先代住職)の三回忌法要のため多忙。エントリはちょっぴり手抜きでどうでもいい話題を。

 僕は雑誌好きでホントによく雑誌を買います。パッと内容を立ち読みして面白そうだったらすぐ買ってしまう。今日は鹿児島時代からちょくちょく買っている『Digital DIME』という雑誌(隔週)を紹介しよう。
サイトはこちら
今号はこちら

 今号(3/7号)は個人的に大事にスクラップしておきたい記事が特に多く,非常に充実していました。この雑誌は号によっては当たり外れが多いので(あくまで僕の主観です)よくよく立ち読みしてからでないと買わないのですが,文句無しに今回は大当たり。何が当たりかって言うと,万年筆・ボールペンの特集が組まれていたから。さらには尊敬する山根一眞氏の「スーパー書斎の遊戯術」というコラムでFujitsuのカラーイメージスキャナ「ScanSnap」が紹介されていたから。

 仕事をする上で,万年筆はどうしても必要になります。ボールペンでもいいけどインテリジェンスがない。やっぱり信用第一の僧侶という職業上,しょうもないステーショナリーを使うわけにはいきません(ん?勝手な思い込みか?)。で,文房具屋に行っては万年筆売り場で品定めをするのが好きなのですが,どうも違いというかメーカーごとのこだわりというか特色が掴みづらく,結局今まで購入には至っていません。そこへ来て今回の特集というわけで勉強させてもらいました。

 スキャナ「ScanSnap」については,こっちのブログ(→ リンク)でも書きましたが,実際にプロの物書きの活用例がわかると,僕もやってみたくなって買おうかどうか迷ってしまいます。まあ,寺の仕事をしているとそれほどのペーパー類は発生しませんが,雑誌好きの僕としてはすぐに部屋が雑誌で一杯になりますので,適宜片づけていかないといけません。必要なところだけちぎってスクラップにすりゃあコストゼロでいいんですけど,「検索」のしやすさという観点から見れば物足りない。やはりデジタルファイルの便利さを知ってしまうと(特にMacOSX 10.4 TigerのSpotlight機能の秀逸さを実感してしまうと)1分1秒が惜しい貧乏性な性格が災いして,何が何でもデジタルファイルにしたくなってしまいます。こりゃあひょっとしたらある種の病気かも(^^;

 でもちょっとした工夫で,資料検索の時間が短縮できるのなら,それってすごいことだと思いませんか?空いた時間を自分の趣味に当てる事もできるし,ゆっくり音楽を聞いて休む時間にしてもいい。とにかく時間に余裕を作るというのは,人生を豊かにする上で大事なことなんだろうと思います。そのために僕はお金を遣い,「時間を買い」ます。これは僕が好きな,お金の遣い道です。
posted by 時をかける僧侶 at 21:41| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月23日

腐敗した世の中にこそ水滸伝 梁山泊に集うは誰ぞ

 結局,ホリエモンメール事件は民主党の弱さが露呈されただけっていう結末。ここまでお粗末な結果は想定外でした。何がお粗末かと言うと,武部幹事長を追いつめる事ができなかったことではなくて,他の重要なスキャンダルが隠れちゃったこと。主要6紙の社説でこの点に触れていたのは毎日新聞だけでした。
党内には前原氏ら執行部批判ももたげてきた。いつものお家騒動に,小泉首相から「ご苦労も多いと思う」と前原氏が同情される始末だ。
 加えて,耐震データ偽造事件や米牛肉輸入問題,官製談合事件など,まだ解明されていない数々の問題が,メール騒動で結果的に消し飛んでしまった罪も大きい。

 これで小泉政権はしばらく安泰でしょう。アメリカには見捨てられそうな政権ですが,9月までは情けない野党のおかげで命拾いできるでしょう。

 今よりもさらに二極化が進んでしまうのは仕方がない。国民が望んだ事だし(小泉支持という意味)。僕のような下層にいる人間にとってはもうこれ以上考えても良くなることはないだろうから,今日は全く話を変えてしまおう。



komadasuiko.jpg 先日,たまの休みで本屋に入り浸ったのですが,駒田信二氏訳の『水滸伝』がちくま文庫から出ているのを発見しました。昔,平凡社から出ていた文庫が絶版になっていたので古本屋でしか探せないかなと思っていた駒田訳本が再版されたらしい(出版社は異なりますが)。うーん,買おうかどうか迷いました。なんせこのブログの名前のもとになった本なんだから。

yokoyama.jpg そういえば僕が『水滸伝』と出会ったのは中学生の頃でした。横山光輝の漫画『三国志』を全巻読み終えて,その勢いで漫画の『水滸伝』を読んだのです。ただし,横山光輝は非常に子供思いの漫画家なので,もともと残虐な内容が多い『水滸伝』のうち子供には読ませるべきではない部分をカットして,上手に宋江ら108人の好漢や高キュウ(人偏に求)ら悪代官を描いた漫画でした。その頃は純粋だった僕も,梁山泊に集う好漢達に憧れを抱いて,世の中の悪い人間をこらしめれる立派な人間になりたいなあと思ったものでした。

sinsuiko.jpg さて,高校生になり国語能力が向上するにつれて,漫画ではなく文学として読みたいと思って手にしたのは吉川英治氏訳の『新・水滸伝』。横山光輝の漫画『三国志』の原作が吉川英治氏だったので,『新・水滸伝』も面白いに違いないと思って手にした本。しかし,読み進むうちにどうも漫画と違うなあという部分が多くでてきました。しかも訳者の吉川氏は4冊出したところで他界されましたので,結末がどうも尻切れトンボになってしまっていたのです。
 で,その頃はインターネットもありませんでしたから,吉川本以外の『水滸伝』が読みたいと思っても情報がなく,そもそも進学校で部活までやっていたので調べる時間もなく,受験を経て大学生になるまではその夢がかないませんでした。そして大学生になって自由な時間ができたので,大学の図書館の検索システムを使って,僕のニーズを満たしてくれそうな『水滸伝』を探したところ,けっこういろんな種類の『水滸伝』がヒット。紀伊国屋に出かけて立ち読みを開始しました(全部立ち読みする予定ではなくて面白そうだったら買おうっていうこと)。

komadasuiko2.jpg 調べれば調べるほど『水滸伝』の世界に引き込まれたことを思い出します。オリジナルの『水滸伝』は70回で終わるものと100回で終わるものと120回まで続くものなどがあり,それぞれで結末が異なります。例えば108人が梁山泊に揃ったところで終わっちゃったり,その後に賊軍退治をすれば罪を免除してやるという高キュウらの策略に乗ってしまって36人まで減ってしまったり,さらにその後の宋江や呉用,花栄,魯智深,林冲ら主要メンバーが国を憂いて死んでいく姿が描かれたり・・・。ちなみに横山光輝の漫画は100回本で駒田本は120回本でした。こりゃあ駒田本を読まなきゃいかんと思い,探したのですが,前述のとおり絶版。で,今回ちくま文庫から出ているのを見つけたというわけです。

 じゃあ今まで全くオリジナルの『水滸伝』を読んだ事はなかったのか?と問われれば,「そのとおり」です。『水滸伝』にまつわるいろんな本を見つけては購入していたので,好漢108人のあだ名と名前は完璧に覚えてたりしていましたが,それでもこの好漢はいつごろ出てきてどういうきっかけで梁山泊軍に加わったのか,などは詳しく知りませんでした(主要メンバーは知ってますけどね)。早く読みたいなあと,今でも思っているので,こうやってブログのエントリになったりするわけです。

 蛇足ですが,実は平凡社からめっちゃでっかい本で上中下3冊の駒田本が売っていた(文庫は絶版だった)のは昔から知っていました(大学図書館にも置いてた)。でもその頃の読書スタイルは電車で読むのがメインでしたので,あんなでかい本をかばんから取り出して読もうという気にはなれず,購入には逡巡していたのです。今は,amazonで見ても売っていないようです。さらに蛇足ですが,紀伊国屋には『水滸新伝』っていう同じくらい大きな本があって,これは社会人として鹿児島に飛び立つ直前に買いました。なんせオリジナル『水滸伝』で影の薄かった好漢にもスポットライトを当てて(そりゃ108人もおったらそういうキャラは何人か出てくるでしょうから)話を膨らましたやつですから,フリークとしては読んでおきたいと思ったのです。文庫では出ないだろうし。鹿児島では社会人1年目はとにかく時間があったのですぐに読んじゃったことを思い出しました。
※『水滸後伝』っていう,『水滸伝』のあとの時代に李俊(あだ名は混江竜)がもう一度山荘にこもって政府軍と戦うっていう内容のものもありますが,これはあまり面白くなさそうなのでパスしています。

kitakatasuiko.jpg 話を戻そう。いや,また鹿児島での話なんですが,鹿児島で仕事が軌道に乗ってがんばっていた当時,ハードボイルド作家の北方謙三が『水滸伝』をかなりアレンジして新しく小説化した本が刊行されました。すでに全19巻が完結していますが,その第1巻が刊行されたときに買おうかどうか迷ったんですね。だって,まだオリジナル読んでないし,北方謙三のハードボイルドの世界に引き込まれると,男くさ〜い『水滸伝』に染まってしまわないかとかね。で,そういう話を彼女にしたら,誕生日に1,2巻をプレゼントしてもらいました。ありがたく頂戴したのですが,ちょうど金融庁(当時)の検査が入るってことになって仕事が急に忙しくなってしまい,ちょっと読んだだけで置いてしまったんだっけ。結局その後3,4巻ぐらいまでは自分で買いそろえた記憶はあるのですが,その後は続きませんでした。うーん,そうか19巻で完結していたか。

 仏教大学のレポートも書き終わって,試験も残すところあと1教科のみとなり,ある程度落ち着いて読書できる時間ができそうです。半身浴しながら本を読もうかなとも思っていたので,ちょうどこの手の小説だったら都合がいい。復刻版の駒田本か,北方謙三のアレンジ版か,どっちにしようかな。今の心境としてはやっぱり面白さを考えて北方本かな。さてさてこれから毎夜,風呂で『水滸伝』三昧にふけることができますな。

(付記)
 僕の陳腐な知識では絶対にかなわないぐらいのマニアックな人たちはやはりいらっしゃるようで,かなりすごい『水滸伝』サイトを作っていらっしゃる方々がおられます。『水滸伝』フリークの方は一度ご訪問くだされ。
http://www.suikoden.com/index.html
http://www003.upp.so-net.ne.jp/toelkin/
posted by 時をかける僧侶 at 22:21| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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